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本当はこわ〜い歯周病の話💭
皆さまこんにちは🌸
近頃は春らしい日も多く、桜も見頃になりましたね💭
突然ですが、皆さまは『歯周病』という病気に対して、どんなイメージを持っていますか?
歯医者さんで指摘されたことがあるけれど、よくわからない……。CMで聞いたことがあるけどどんな病気?
などなど、疑問がある方も多くいらっしゃると思います。
本日は、歯周病に着目した『本当はこわ〜い歯周病の話』をお届けしていきます🙂↕️
①歯周病について
まず、歯周病とは歯の周りの病気の総称で、詳しくは病状によって歯肉炎と歯周炎に分かれます。
歯肉炎は原因の大部分は歯垢(プラーク)によって引き起こされるもので、炎症が歯肉にのみ起こっている状態です。
歯肉が腫れて赤く痛くなったり、出血したり……というのが主な症状です😖
一方、歯周炎は歯肉炎が進行し、炎症が歯を支えている歯槽骨と呼ばれる骨にまで達した状態です。
この状態になると歯を支えている組織の破壊が進み、出血や膿が出るだけでなく、次第に歯がグラグラするようになっていきます⚡️
CMでよく見る歯槽膿漏は、歯周炎が進んだ状態を言います💡
なんだ、意外と普通の病気か……と思った方もいるかもしれませんが、下の円グラフを見てみてください。これは何のグラフだと思いますか?
実は、これは『歯を失う原因』の円グラフなんです!
8020推進団の調査によると、歯を失う原因の第1位は歯周病(37%) です!
令和4年度の歯科疾患実態調査の結果を見てみても、むし歯がある人は年々減少傾向が見られますが、歯周病のある人は減少傾向が見られません。軽度の歯周病がある人の割合は、全体では47.9%と言われています。
歯周病は罹患率の高い疾患で、一度歯の周りの組織が失われると元の状態に回復することは難しくなってしまいます。そのため、予防がとっても大切です🌷
②全身疾患との関わり
実は歯周病は、口の中のみに留まらず全身疾患とも深い関わりがあると言われています。それは、歯周病の菌やその毒素が、歯肉の毛細血管から全身の血流を巡って他の臓器に辿り着き炎症を起こすためです。
関わりのある全身疾患は様々で、
・心疾患 ・関節リウマチ ・誤嚥性肺炎
・感染性心内膜炎 ・早産、低体重児出産 ・腎障害
などがあります。
歯周病と一番密な関わりがあるのは『糖尿病』で、どちらか一方が悪化するともう一方も悪化する、相互作用があると言われています💥
しかし、相互作用があるということは、どちらか一方が改善するともう一方も改善するという結果が出ています💡
糖尿病を有する方で、かつ歯周病も合併されている方は、適切な血糖コントロールと歯周病治療が必要です🦷
いかがでしたか?
歯周病は『サイレントディジーズ』(静かなる病気)と呼ばれるように、初期にはほぼ自覚症状がないため知らず知らずのうちに進行しやすい病気です!
当院では、歯周病のみならず、むし歯の早期発見などにも定期的に検診を受けていただくことを推奨しています🌟
大切な歯でいつまでも楽しくお食事ができるよう、ケアを頑張っていきましょうね🪥
礒崎🐶